この年末年始、中国へ帰郷し、少し親孝行をしました。両親に鍼治療をしたのです。鍼治療を実施した私自身、驚くようなことがありましたので、ご報告させていただきます。
外に出ていた大腸がお腹の中へ
父親は十二年前に大腸癌で手術をを、人口肛門をつけました。五年前に人口肛門の後遺症なり、大腸が腹部から7cmも出てきて、なかなか戻りにくくなりました。毎日、鍼治療を行いました。
一週間後、鍼をさしてすぐ、大腸がお腹なの中に戻りました。その効果に、鍼治療をした私自身も、とても驚きました。腸内運動が正常になり、外に出ていた大腸がお腹の中へ引き戻された可能性があります。
明るさを取り戻した父親
実は、毎回、私が中国の実家へ帰る度に、母親へは鍼治療をしていました。父親は、鍼治療を怖い思っていたようで、私が鍼治療をするのを断っていました。
ただ、今回は、父親は自分の体がどんどん悪くなるのみ耐え切れず、私の鍼治療を初めて受け入れました。
父親は、若い時はもちろん、歳をとってからもずっと「おしゃれ」でした。その「おしゃれ」な自分が歳をとり、人工肛門をつけざるを得ず、人工肛門をつけた後も、大腸が体の外へ出てしまうことにものすごく悩んでいたようです。実際、父親が私へ人工肛門を見せたのはこれが初めてでした。父親の心情を思うと、涙が出てしまいます。
大腸がお腹の中に戻り、父親はとても明るくなりました。その姿をみて、長年間、苦しんで悩んでおりましたが、まだ大丈夫だと思うようになりました。
(個人差があり)